ヘニンギアカザリシロチョウ♀ (北ボルネオ) Delias henningia pandemia
Malayan Jezebel (North Borneo)
種分布:北ボルネオ、パラワン、フィリピン

記録:2019/3/13
場所:ラナウ、ボルネオ、マレーシア (Ranau, Borneo, Malaysia)

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ヘニンギアカザリシロチョウ♀ 表面 (北ボルネオ)

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ヘニンギアカザリシロチョウ♀ 裏面 (北ボルネオ)


♂♀類似斑。区別点は下記参照。

表示亜種 pandemia ♀ (北ボルネオ)
亜種pandemiaの分布:北ボルネオ→♂、パラワン

♀も同所、同時期に見られる。飛翔中は同じように見え、♂♀を区別することは難しい。♀の個体数は少ないということはなく、♂♀共に吸蜜する個体が多いせいか、採集個体はむしろ♀の方が多い印象がある。

♀の翅形は♂よりやや大型で、丸味を帯びる。特に前翅は丸味が強い。斑紋構成は♂と同様であるが、前翅表面の中央に灰白色斑が斜めに配置するが、♂ではこれを欠く。♀の後翅表面内縁から第3室と中室半ばまで黄色部が広がるが、♂の黄色部は第2室までで第3室と中室には伸びない。また、♀の黄色斑は翅表・裏共に白色味を帯びる。