エペリアマルバネシロチョウ♂ (スラウェシ) Cepora eperia eperia
種分布:スラウェシの特産種
場所:バンティムルン、スラウェシ、インドネシア (Bantimurung, Sulawesi, Indonesia)
表示亜種 eperia ♂ (スラウェシ)
亜種eperiaの分布:スラウェシ
低地から低山地に生息地が多く、樹林地近辺の渓流沿いで飛翔していたり、吸水に現われたりする。
飛翔は緩やかで、飛翔中は白色に裏面の黄斑が目立つ。所によりセレベスキシタシロチョウと混生する。飛翔中は類似するので、区別することは難しい。個体数は少なくないが、時期による変化が大きい印象がある。
♂の翅表の地色は白色。前翅翅頂に大きな黒斑があり、内部の各室に白条が現れる。また、黒斑の内側は翅脈に沿って黒条が延び、第4脈の黒条は中室端まで延びる。
♂の翅裏の地色は白色で、翅脈は黒色になる。また、前翅外中央と後翅外中央に黒条が円弧状に配置し、後翅中央から基部側は黄色部が広がる。
外観は、ウスムラサキシロチョウの代置種セレベスキシタシロチョウや、タイワンスジグロチョウの代置種ティムナータマルバネシロチョウと類似する。ティムナータマルバネシロチョウとの差異は明瞭であるが、セレベスキシタシロチョウとの差異は、本種の前翅表面中室端と翅頂の黒斑とはつながる。
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