ナカグロミスジ♂ (台湾) Athyma asura baelia
Studded Sergeant (Taiwan)
種分布:ヒマラヤ西部、アッサム、南中国、台湾、ミャンマー、タイ、ラオス、マレー半島、大スンダ列島

記録:2019/7/11
場所:埔里、台湾 (Puli, Taiwan)

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ナカグロミスジ♂ 表面 (台湾)

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ナカグロミスジ♂ 裏面 (台湾)


♂♀類似斑。♀は♂より大型で、翅形はやや横長になり丸味を帯びる。白斑紋も大きくなる。

表示亜種 baelia ♂ (台湾)
亜種baeliaの分布:台湾
他亜種1 asura 分布:西ヒマラヤ、アッサム、ミャンマー、タイ北中部→♂、ラオス
他亜種2 idita 分布:マレー半島、ボルネオ→♂, →♀、スマトラ、ジャワ

台湾亜種も樹林地で見られ、動物性ベイトに誘引される。
埔里近郊では1,000m前後の低山地で見られ、シロミスジ、フタオチョウアカボシゴマダラなど吸汁性が強い種類と共に集まっていた。本種の個体数は、このなかでは少ない方に属す。

本亜種の翅表白斑紋は、ラオス等の原名亜種に比べ細く、白斑紋は小さい。特に後翅外中央の各白斑は小さく、中の黒点上部の白線はほぼ途切れ、地色の黒色と続くように見える。
翅裏の地色は暗色になる傾向があるが、個体変異が大きい。翅裏の斑紋は翅表と殆ど同様である。