ミヤマカザリシロチョウ♂ (北タイ) Delias belladonna hedybia
Hill Jezebel (Thailand)
種分布:北西インド、ネパール、南中国、ミャンマー、北タイ、北ラオス、ベトナム、マレー半島、スマトラ
記録:2015/9/16
場所:アンカーン、タイ (Angkhang, Thailand)
Hill Jezebel (Thailand)
種分布:北西インド、ネパール、南中国、ミャンマー、北タイ、北ラオス、ベトナム、マレー半島、スマトラ
記録:2015/9/16
場所:アンカーン、タイ (Angkhang, Thailand)
♂♀類似斑。♀の翅形はやや丸味を帯び、後翅表面肛角の黄斑は発達する傾向がある。
表示亜種 hedybia ♂ (北タイ)
亜種hedybiaの分布:ミャンマー、北タイ、最北ラオス
通常標高2,000m前後の高地で見られるが、タイのチェンダオ山麓では500m程度の低山地でも見られる。いずれの地でも、樹林地に生息し、近辺の清流付近を飛翔して吸水に現れる。吸水性は強く、また動物性ベイトに誘引される。
飛翔は速く、飛翔中は黒色に黄色が混ざって目立つ。樹林を飛翔する場合は樹冠付近を占有し、下に降りてくることは少ないので採集し難い。ラオスのプーサムスンではオオクジャクアゲハと同所的に生息し、オオクジャクアゲハは地表付近を飛翔するので近づけるが本種は見上げるだけのことが多い。吸水中の場合は容易に採集できるが、その他の場合は難しい。
ミヤマカザリシロチョウ群の種類の中では、生息範囲は広く、個体数は最も多い。
翅表の地色は黒色で、前後翅共に外縁と中央に不鮮明な白斑が縦に配列する。後翅中央の白斑は鮮明に現われる。後翅表面基部に楕円形の黄斑が鮮やかに現われ、後翅肛角に黄斑が広く現われる。
翅裏の地色は黒色。翅裏の斑紋構成は翅表と類似するが、前翅では白斑は翅表より鮮明になり、中室に白条が現れる。後翅では基部の黄斑の内側に黄色部が現われ、外縁の斑紋列は黄色になる。
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