ボルネオスジグロシロチョウ♂ (ボルネオ) Cepora pactolicus pactolicus
Bornean Gull (Borneo)
種分布:ボルネオの特産種
記録:2024/3/10
場所:ポーリン温泉、ボルネオ、マレーシア (Poring Hot Spring, Borneo, Malaysia)
Bornean Gull (Borneo)
種分布:ボルネオの特産種
記録:2024/3/10
場所:ポーリン温泉、ボルネオ、マレーシア (Poring Hot Spring, Borneo, Malaysia)
♂♀異斑。♀の翅表外縁には黒色部が広がる。特に後翅では顕著である。タイワンスジグロチョウと代置種関係にある。
表示亜種 pactolicus ♂ (ボルネオ)
亜種pactolicusの分布:ボルネオ
低地から標高500m程度の低山地で生息を確認している。樹林地周辺で林縁を飛翔したり、♂は吸水に集まったりする。動物性ベイトに誘引された個体も確認している。
バラカサカザリシロチョウなどカザリシロチョウに擬態しているとされ、飛翔は緩やかである。飛翔中は白色に淡黄色が混ざる。ボルネオではバラカサカザリシロチョウは高標高側で見られ、本種と分布は重ならないと思われ、擬態の効果が現れるのか疑問視される。本種の生息地では、むしろキシタシロチョウと類似し、小型でやや飛翔が弱いキシタシロチョウとの印象を受ける。
生息地は広くなく、個体数数は多くない。また、発生にムラがあるようで、全く見られない時期がある。
♂の翅表の地色は白色で、前翅中室から翅頂部にかけ翅脈を中心とした黒色部がある。後翅外縁に黒帯が縁取り翅脈に沿って内側に黒条が伸びる。
翅裏の斑紋構成は翅表と類似するが、翅脈に沿った黒条は全脈に広がり、後翅では中央から基部まで淡黄色部が広がる。
バラカサカザリシロチョウと類似する。北・西ボルネオ亜種catharaの前翅表面翅頂部の黒色部は、翅脈以外も黒色になることで区別できる。
コメント