トビイロベニホシイナズマ♀ (マレー半島) Euthalia evelina compta
Red-Spot Duke (Malay Peninsula)
種分布:インド、スリランカ、南中国、ミャンマー、タイ、インドシナ、マレー半島、大スンダ列島、スラウェシ、フィリッピン

記録:2015/1/19
場所:キャメロンハイランド、マレー半島、マレーシア (Cameron Highlands, Malay Peninsula, Malaysia)

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トビイロベニホシイナズマ♀ 表面 (マレー半島)

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トビイロベニホシイナズマ♀ 裏面 (マレー半島)


本亜種の♀は亜種間で差異が大きい。本亜種は♂♀類似斑。

表示亜種 compta ♀ (マレー半島)
亜種comptaの分布:タイ半島部、マレー半島
他亜種1 annamita 分布:北東タイ、ラオス→♂, →♀、ベトナム
他亜種2 magama 分布:ボルネオ→♂

タパーからキャメロンハイランドに至る渓流沿いや樹林地の村落付近で生息を確認している。生態はボルネオ亜種等と同様で、樹林地から離れないことが多い。個体数は少なくないが、まとまって見られる種類ではない。

本亜種翅表の地色は黒褐色で、タイ、ラオス等の亜種annamitaより褐色味が強く焦げ茶色。ボルネオ亜種magamaの地色に近いが、ボルネオ亜種は黒色味が強い。♀の翅表にはタイ、ラオス等の亜種に見る灰白色帯は現れない。