コモンマダラタイマイ♂ (ラオス) Graphium megarus megapenthes
Spotted Zebra (Laos)
種分布:北インド、南中国、ミャンマー、タイ、インドシナ、ランカウイ、マレー半島、大スンダ列島

記録:2017/3/10
場所:バンビエン、ラオス (Vang Vieng, Laos)

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コモンマダラタイマイ♂ 表面 (ラオス)

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コモンマダラタイマイ♂ 裏面 (ラオス)


♂♀類似斑。♀の翅形はやや丸みを帯びる。

表示亜種 megapenthes ♂ (ラオス)
亜種megapenthesの分布:南中国、ミャンマー、タイ、ラオス、ベトナム、ランカウイ、マレー半島、スマトラ

村落近辺の2次林を飛翔したり、樹林地の渓流沿いを飛翔したりする。吸水に集まり、動物性ベイトに誘引される。
飛翔は速くなく、リュウキュウアサギマダラなどに擬態していることを想起させる。所により、マカレウスタイマイミズアオマダラタイマイと混飛するが、本種は小型で弱々しく見えることから飛翔中でも区別できることが多い。個体数は本種の方が少ないが、本種は村落近辺で見られる印象があり、樹林地では見かけにくい。

翅表の地色は黒褐色で、淡青白色の斑紋が全面に配置する。淡青白色斑は、マカレウスタイマイの斑紋を小紋化したような形態で、翅形も一回り小型である。
翅裏の地色は羽表よりやや褐色味が強く、斑紋はほぼ翅表と同様である。