ウラヒロオビシジミ♂ (台湾) Deudorix rapaloides rapaloides
場所:埔里、台湾 (Puli, Taiwan)
種分布:台湾特産種
記録:2018/4/5場所:埔里、台湾 (Puli, Taiwan)
♂♀異斑。♂の後翅表面前縁には、円形の灰白斑がある。♂翅表に見る暗紫色は♀では現れない。また、♀の翅裏の地色は白化する。
表示亜種 rapaloides ♂ (台湾)
亜種rapaloidesの分布:台湾
低地から低山地で見られ、所により2,000m程度の高地にも生息する。樹林地の林縁で葉上に静止していたり、飛翔したりする。吸水個体や動物性ベイトに誘引された個体は観察していない。
飛翔は速く、飛翔中は黒っぽく見える。所によりタイワンカラスシジミと同所的に見られるが、本種の方が個体数は少ない。タイワンカラスシジミは林縁から離れることは少ないが、本種はより広く移動する印象がある。本種の生息範囲は狭くないが、見かける機会は少ない。
翅表の地色は黒色で、♂前翅の内中央から基部と後翅中央から外縁は暗紫色を現わす。後翅表面肛角には円形部があり、中に橙色斑を含む。第2脈の先に細長い尾状突起が延びる。
♂の翅裏の地色は暗灰白色で、前後翅の外中央に灰色の細帯が配置し、中室端に同色の短条が配置する。後翅裏面第2室に橙色に囲まれ他黒斑があり、よく目立つ。また、後翅肛角の円形部は黒色になる。
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