ケナガセセリ♂ (ボルネオ) Darpa striata striata
Striated Angle (Borneo)
種分布:ミャンマー、タイ、ラオス、ベトナム、マレー半島、ボルネオ、スマトラ
記録:2023/8/29
場所:コタキナバル、ボルネオ、マレーシア (Kota Kinabalu, Borneo, Malaysia)
Striated Angle (Borneo)
種分布:ミャンマー、タイ、ラオス、ベトナム、マレー半島、ボルネオ、スマトラ
記録:2023/8/29
場所:コタキナバル、ボルネオ、マレーシア (Kota Kinabalu, Borneo, Malaysia)
♂♀類似斑。斑紋は殆ど同様。♀は翅形が丸味を帯び、横幅は広くなる。
表示亜種 striata ♂ (ボルネオ)
亜種striataの分布:南ミャンマー、タイ半島部、マレー半島、ボルネオ、スマトラ
ボルネオのサバでは、標高400m程度の低山地で生息を確認している。自然林内の林縁で、木漏れ日が射す葉上に静止していたり、テリを張っていたりする。吸水個体や、動物性ベイトに誘引された個体は観察していない。
飛翔は速く、飛び立っても元の位置に戻ることが多い。採集した10個体は全て午前10:00以前の採集で、朝の陽射しが射し込む時間帯にのみ現われる印象がある。シロシタセセリ属の種類と混生し、生態も類似する。採集前の区別は難しいが、採集すると本種の後翅白帯部は突出しているので区別は可能である。
生息地はやや限定的で、見かける機会は多くない。類似種と区別しないと見逃しがちである。
翅表の地色は黒色で、後翅後縁の肛角部を中心に白帯が現れるシロシタセセリ型。前翅中室と中央付近に小白点が配置する。後翅白帯の第2、3脈の先端に黒斑を現わす。
裏面は 翅裏の地色は黒色で、前翅裏面の斑紋構成は翅表と同様であるが、翅脈の基部側は灰褐色味を帯びる。後翅裏面は、翅表に見る後縁の白帯に加え上方の各室は灰褐色になり、黒斑が散在する。
シロシタセセリ属の種類と類似する。本種は後翅第1b室付近が突出する。斑紋はオジロセセリと最も類似するが、オジロセセリの後翅白帯内に黒斑は現れない。
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