エグリシジミ♂ (台湾) Mahathala ameria hainani
Falcate Oakblue (Taiwan)
種分布:アッサム、西・南中国、台湾、ミャンマー、タイ、ラオス、ベトナム

記録:2006/7/6
場所:宝来、台湾 (Baolai, Taiwan)

210622Eb09tSW
エグリシジミ♂ 表面 (台湾)

210622Eb10tSW
エグリシジミ♂ 裏面 (台湾)


♂♀類似斑。斑紋から♂♀の区別は難しい。

表示亜種 hainani ♂ (台湾)
亜種hainaniの分布:南中国、台湾

台湾南部の低山地で生息を確認している。樹林地林縁の葉上に静止していたり、所によって樹林内の暗い葉上に静止していたりする。飛翔距離は短く、木の葉から離れないことが多い。一方、低地の草地では吸蜜にくる個体もあり、明るい環境でも見られる。
飛翔中は黒っぽい暗紫色が見え、ムラサキツバメなど大型のムラサキシジミ属の種類と同じように見える。高雄等南部の低地では稀でない。

アリアデバエグリシジミと同様に後翅翅頂付近に突起があり、特異な翅型を⽰す。
翅表の地色は黒褐色で、前後翅共に中央から基部に暗紫斑が占める。後翅肛角に半円状の大きい突起があり、第2脈の先に長い尾状突起が伸びる。
翅裏の地色は暗褐色。斑紋はアリアデバエグリシジミと同様であるが、線条斑等は不鮮明である。
アリアデバエグリシジミと類似する。区別点はアリアデバエグリシジミの項を参照。