キシタアゲハ♀ (ラオス) Troides aeacus aeacus 
Golden Birdwing (Laos)
種分布:ヒマラヤ、南中国、台湾、ミャンマー、タイ、インドシナ、マレー半島
記録:2015/10/26
場所:バンビエン、ラオス (Vang Vieng, Laos)
♂♀異斑。♀は一般に大型で、後翅黄色部内に黒斑が散在する。
表示亜種 aeacus ♀ (ラオス)
亜種aeacusの分布:ヒマラヤ、南中国、ミャンマー、タイ→♂、ラオス、ベトナム、カンボジア
♀も♂と同所的に生息する。♀は樹林内や林縁に絡まるウマノスズクサ類付近を飛翔し、産卵する。産卵行動のため、樹林内を縫うように飛ぶなど樹林近辺で見られることが多く、♂のように樹林地から離れて見られることは少ない。このような産卵行動からか、♀は破損した個体が多い。個体数は♀も♂と同じように見られ、♂より少ないという印象はない。
♀も♂と同所的に生息する。♀は樹林内や林縁に絡まるウマノスズクサ類付近を飛翔し、産卵する。産卵行動のため、樹林内を縫うように飛ぶなど樹林近辺で見られることが多く、♂のように樹林地から離れて見られることは少ない。このような産卵行動からか、♀は破損した個体が多い。個体数は♀も♂と同じように見られ、♂より少ないという印象はない。
♀前翅表面の地色は淡黒褐色で、翅脈両側に灰白色線条が付随する。後翅表面は黄色の地色に黒色斑が散在する。
♀翅裏の斑紋は翅表と同様である。
ヘレナキシタアゲハと類似する。キシタアゲハ♀は、(1)後翅表面、裏面共に、1b室基部側の黄色斑は基部まで達せず、基部側は地色と同じ黒色になる。ヘレナキシタアゲハでは、基部まで黄色になる。(2)後翅亜外縁の黒紋列が、キシタアゲハは内側に寄って大きくなるが、ヘレナキシタアゲハは外側にある。
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