アオジロキチョウ♂ (ボルネオ) Eurema lacteola lacteola
種分布:マレー半島、⼤スンダ列島

記録:2020/2/25
場所:クンダサン、ボルネオ、マレーシア (Kundasang, Borneo, Malaysia)

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アオジロキチョウ♂ 表面 (ボルネオ)

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アオジロキチョウ♂ 裏面 (ボルネオ)


♂♀類似斑。♀の地色は白色味が強くなる。

表示亜種 lacteola ♂ (北・⻄ボルネオ)
亜種lacteolaの分布:マレー半島、北・⻄ボルネオ、スマトラ

低地から1000m以下の低山地に生息地が多いが、ボルネオではキナバル山麓の標高1300m程度の山地でも生息を確認している。森林性の種類で、林縁付近の草上を飛翔していたり、静止していたりする。低位置が主な生活圏である印象がある。吸水個体や動物性ベイトに誘引された個体は観察していない。
飛翔は緩やかで、草本付近から離れないことが多い。生息地は局所的で、見かける機会は少ない。

♂翅表の地色は淡黄色で、緑色を帯びたレモン色である。近縁の他種に比べてより淡色である。外縁の黒縁は明瞭。
♂翅裏の地色は淡黄色で、翅表より淡色になる。前翅裏面中室内の斑紋は、♂♀共に1個である。
ウスイロキチョウと類似するが、ウスイロキチョウの前翅表⾯の外縁⿊帯は第2室よりも第3室において、より深くえぐられる。