パルグナコイナズマ♀ (マレー半島) Tanaecia aruna aruna
Long-Lined Viscount (Malay Peninsula)
種分布:タイ半島部、マレー半島、スマトラ、ジャワ、バリ

記録:2023/8/31
場所:キャメロンハイランド、マレー半島、マレーシア (Cameron Highlands, Malay Peninsula, Malaysia)

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パルグナコイナズマ♀ 表面 (マレー半島)

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パルグナコイナズマ♀ 裏面 (マレー半島)


♂♀類似斑。♀はやや大型で、翅形が丸味を帯びる。

表示亜種 consanguia ♀ (マレー半島)
亜種consanguiaの分布:タイ半島部、マレー半島

低地から500~600m程度の低山地でよく見られ、林縁付近で葉上に静止していたり、飛翔したりする。吸水個体や動物性ベイトに誘引された個体は観察していない。
飛翔は緩やかで、静止していた所から滑空するように飛び、また元に戻ることが多い。所により、ペレアコイナズマなど他のコイナズマ類と同所的に見られ、飛翔中は同じように見える。

翅表の地色は褐色。前後翅を通じ中央に白帯が配置し、その中程に黒褐色の矢尻状線条が配列する。中央白帯の内側、中室に褐色線で囲まれた斑紋が現れる。
翅裏の地色は淡褐色で、斑紋はほとんど翅裏と同様である。