ゲザシジミタテハ♂ (ボルネオ) Abisara geza litavicus
Spotted Judy (Borneo)
種分布:タイ半島部、マレー半島、大スンダ列島
記録:2020/2/20
場所:コタキナバル、ボルネオ、マレーシア (Kota Kinabalu, Borneo, Malaysia)
Spotted Judy (Borneo)
種分布:タイ半島部、マレー半島、大スンダ列島
記録:2020/2/20
場所:コタキナバル、ボルネオ、マレーシア (Kota Kinabalu, Borneo, Malaysia)
♂♀類似斑。♀の地色は淡色になり、亜翅頂部の淡色帯は大きくなる。
表示亜種 litavicus ♂ (北ボルネオ)
亜種litavicusの分布:北ボルネオ
ボルネオのサバでは、標高400m程度の自然林内で生息を確認している。林道の林縁で、空間側の葉先にテリを張る個体が多く見られた。吸水個体や動物性ベイトに誘引された個体は観察していない。
静止中は翅を半開し、ヒョットコシジミタテハ類に特有のヒョコヒョコと位置を変える動きをする。見上げる程度の高位置にテリを張ることが多く、動きからシジミタテハと認識できるが、黒っぽい外観から種類を特定することは難しい。
発生時期は不明確であるが、8~9月に採集した個体が多い。生息地は限定的である。
♂翅表の地色は暗銅色を帯びた黒褐色で、前翅亜翅頂部に淡色帯を現わす。後翅表面は無紋であるが、裏面外縁の眼状紋が透けて見えるように不鮮明に現われる。
翅裏の地色は翅表と同様であるが、より淡色になる。前翅裏面中央に2本の淡色帯が縦に配置し、外側の淡色帯は上方で太くなる。後翅裏面中央に淡色帯が円弧状に配置し、第4脈で角張る。また、後翅亜外縁第1室、4~6室に眼状紋を配置する。
シロオビヒョットコシジミタテハに非常に類似する。区別点は、シロオビヒョットコシジミタテハの項を参照。
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