マヨールムラサキシジミ♂ (ボルネオ) Arhopala major major
Major Yellow Oakblue (Borneo)
種分布:タイ半島部、ランカウイ、マレー半島、ボルネオ、スマトラ、パラワン

記録:2018/3/1
場所:コタキナバル、ボルネオ、マレーシア (Kota Kinabalu, Borneo, Malaysia)

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マヨールムラサキシジミ♂ 表面 (ボルネオ)

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マヨールムラサキシジミ♂ 裏面 (ボルネオ)


♂♀類似斑。♀の翅形は丸味を帯び、翅表の紫斑は暗色味を帯びる。

表示亜種 major ♂ (ボルネオ)
亜種majorの分布:タイ半島部、ランカウイ、マレー半島、ボルネオ、スマトラ、パラワン

標高500m以下の低山地に生息地が多い。自然林の林縁で木の葉に静止していることが多い。吸水個体や動物性ベイトに誘引された個体は観察していない。
飛翔個体の観察は認識がない。見かけるのは静止個体のみで、眼の高さ以下の低位置が多い。他のムラサキシジミ属の種類と混生するが、小型の種類は本種であることが多い。個体数は多い部類に属する。

翅表は広く暗紫色が広がり、前翅外縁は幅広い黒縁が占める。後翅は前縁から外縁にかけ、幅広い黒縁が縁取る。後翅は目立った尾状突起は現わさないが、第2脈の先に短い突起状部がある。
翅裏の地色は黒褐色で、前翅中央から後縁は淡色になる。後翅裏面肛角部に小さい青色部を現わす。
ノルダムラサキシジミと極めて類似する。区別点はノルダムラサキシジミの項を参照。