アソピアムラサキシジ♂ (タイ) Arhopala asopia asopia
Plain Tailless Oakblue (Thailand)
種分布:北東インド、ミャンマー、タイ、ラオス、ベトナム

記録:2014/10/9
場所:ムアンガイ、タイ (Mueang Ngai, Thailand)

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アソピアムラサキシジ♂ 表面 (タイ)

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アソピアムラサキシジ♂ 裏面 (タイ)


♂♀異斑。♀翅表外縁の黒帯は♂より太く、青紫斑の輝きは強い。

表示亜種 asopia ♂ (タイ)
亜種asopiaの分布:北東インド、ミャンマー、タイ、ラオス、ベトナム

タイのムアンガイでは、標高400-500mの低山地で生息を確認している。人家近くの2次林で樹木の葉上に静止していることが多い。乾燥した疎林でパラパラと飛び出し、近くの葉上に静止する。
乾燥した環境で観察しているが、10-11月の気温が下がる乾季で見られた。日本でいうと晩秋的な気候である。2-3月の暑い乾季では見ていない。気温が低い朝に、丸まった葉内に複数個体がまとまって留まっていた生態を観察している。

♂前翅表面の前縁から外縁にかけて太い黒帯が配置し、後翅表面では外縁で黒帯が細くなる。前後翅共に、黒帯の内側は全面青紫斑が占める。後翅外縁は翅脈先がやや尖り弱い波形状を示すが、尾状突起は現わさない。
翅裏の地色は乾いた茶色で、明色線条で縁取られた茶褐色帯は明瞭に現われる。