リュウキュウミスジ♂ (ボルネオ) Neptis hylas sopatra
Common Sailor (Borneo)
種分布:インド、南中国、台湾、沖縄、ミャンマー、タイ、インドシナ、マレー半島、スンダ列島

記録:2020/3/5
場所:ラナウ、ボルネオ、マレーシア (Ranau, Borneo, Malaysia)

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リュウキュウミスジ♂ 表面 (ボルネオ)

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リュウキュウミスジ♂ 裏面 (ボルネオ)


♂♀類似斑。♀は大型で翅形が丸味を帯び、一般に白斑が大きくなる。

表示亜種 sopatra ♂ (ボルネオ)
亜種sopatraの分布:ボルネオ
他亜種 kamarupaの分布:北インド、ミャンマー、タイ、ラオス→♂、ベトナム、カンボジア

ボルネオのサバでは、標高1,000m以下の低山地でよく見られ、標高が高くなると見かけなくなる。吸水する個体はあまり見かけないが、時に動物性ベイトに誘引される個体を見かける。
生態は他亜種と同様で、林縁や草本付近を緩やかに飛翔する。ラナウ近郊ではクリニアミスジと混生するが、本種は林縁側より明るい空間側でよく見かける。本種翅裏の橙⾊を帯びた地色で区別できることが多い。本種の個体数は比較的多い。

ボルネオ亜種の前翅中央斑列第7室斑はマレー半島亜種papajaより小さく、後翅の外中央斑列は細くなる。