リュウキュウムラサキ♀ (ランカウイ) Hypolimnas bolina jacintha
Great Eggfly (Langkawi)
種分布:西はマダガスカルからインド、南中国、ミャンマー、タイ、インドシナ、マレー半島、スンダ列島、スラウェシ、フィリッピン、ニューギニア、北・東オーストラリアまで広範囲に分布する。

記録:2015/1/13
場所:ランカウイ、マレーシア (Langkawi, Malaysia)

161214Eb07S
リュウキュウムラサキ♀ 表面 (ランカウイ)

161214Eb08S
リュウキュウムラサキ♀ 裏面 (ランカウイ)


♂♀異斑。♀には複数の型がある。

表示亜種 jacintha ♀ (ランカウイ)
亜種jacinthaの分布:マダガスカル、インド、ミャンマー、タイ、ラオス、ベトナム、ランカウイ、マレー半島、スマトラ
他亜種1 phillipinensis 分布:ボルネオ→♂、パラワン、フィリッピン
他亜種2 bolina 分布:小スンダ列島、スラウェシ→♀、北モロッカ、ニューギニア、ソロモン、オーストラリア

低地から中山地の蝶で、村落近くの樹林地や2次林に棲息し、個体数は比較的多い。
♂は林道などの背丈より高い先端の葉上でテリを張っていることが多く、人の気配で飛び立ち再び戻ってきて同じところでテリを張ることを繰り返す。♀は食草となる草本が生えている荒れ地や林縁などでよく見られる。

本亜種jacinthaは、♂♀共に前後翅亜外縁に小白点列をもち、外縁部に黄帯をもつ。♀は、地色が黒褐色で、前翅端部に青い幻光が現れる。また♀には型があり、本個体は後翅表面亜外縁の小白点列部が帯状に大きくなった型である。