カバシタアゲハ♂ (ラオス) Chilasa agestor agestor
Tawny Mime (Laos)
種分布:カシミール、ネパール、ブータン、南中国、台湾、ミャンマー、タイ、インドシナ、マレー半島北部

記録:2019/3/1
場所:ラクサオ、ラオス (Lak Sao, Laos)

190426Eb05S
カバシタアゲハ♂ 表面 (ラオス)

190426Eb06S
カバシタアゲハ♂ 裏面 (ラオス)


♂♀類似斑。♀はやや大型で翅型は丸味を帯びる。

表示亜種 agestor ♂ (ラオス)
亜種agestorの分布:ネパール、シッキム、ミャンマー、タイ、ラオス、ベトナム、カンボジア、マレー半島北部
他亜種 flava 分布:台湾→♂

樹林性の蝶で、山地の渓流沿いを緩やかに飛翔したり、吸水に集まる姿がよく見られる。湿地の動物性ベイトにも誘引される。また、尾根沿いの林道等で高木の樹冠に空間がある場所で旋回したり、枝先の葉に静止したりする。
早春2〜4月の蝶で、棲息地では珍しくない。場所によってキボシアゲハ (C. epycides) 、ビロードマネシアゲハ (C. slateri) と同所的に棲息する。

アサギマダラ類に擬態し、外観と緩やかに飛翔する姿は共によく類似する。翅表、翅裏共に、前翅は黒色の地色に灰白色の斑紋が配置する。後翅は小豆色の地色に灰白色の斑紋が配置する。地色、斑紋構成共にアサギマダラ/タイワンアサギマダラにそっくりである。