タカサゴイチモンジ♂ (台湾) Euthalia formosana formosana
種分布:台湾の特産種。

記録:2017/5/24
場所:埔里、台湾 (Puli, Taiwan)

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タカサゴイチモンジ♂ 表面 (台湾)

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タカサゴイチモンジ♂ 裏面 (台湾)


♂♀類似斑。♀は大型になる。
表示亜種 formosana ♂ (台湾)
亜種formosanaの分布:台湾

台湾の600m〜1,000m程度の山地に生息し、林縁や林道の樹林の周辺で見られる。木の上方でテリを張ったり、木の周りを飛翔したりする。飛翔は比較的緩やかで、テリを張っている場合は旋回するように飛翔して元に戻ることを繰り返す。吸水はあまり見られず、動物性ベイトにも誘引されることも少ない。
5月後半から見られ、以降発生を繰り返すようであるが、比較的一斉に現れるようで、新鮮な個体が多い時期と擦れた個体が多い時期とに分かれる。生息地では個体数は多い。

翅表の地色は暗青緑色で、前後翅を通じて中央に黄白帯が配置する。また、前翅前縁に小黄白紋が3個配列し、前翅中室には黄白短条と暗青緑短条が交互に並ぶ。この中室の短条斑は、イナズマチョウ属(Euthalia)の種によく見られるパターンで、特に本種が属すイナズマチョウ中のリンブサ(Limbusa)亜属では明瞭である。後翅表面の中室にも暗青緑短条が1本現われる。裏面の斑紋も表面と同様であるが、地色は白味を帯びて色が薄くなる。後翅裏面の中室には黒線で形どられた斑紋が現われる。
スギタニイチモンジに類似するが、スギタニイチモンジは、後翅の黄白帯が直線的になることで区別できる。