パルマルバコジャノメ♂ (北・中央スラウェシ) Lohora ophthalmica ophthalmica
種分布:スラウェシ北部から中部の特産種

記録:2018/9/8
場所:パル、スラウェシ、インドネシア (Palu, Sulawesi, Indonesia)

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パルマルバコジャノメ♂ 表面 (北・中央スラウェシ)


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パルマルバコジャノメ♂ 裏面 (北・中央スラウェシ)


マルバコジャノメ属はコジャノメ属に近縁で、スラウェシとその属島の特産属である。全14種が知られている。
♂♀類似斑。♀の翅形は♂より大きく、前翅の黒褐色部は前翅中央付近まで広がる。

表示亜種 ophthalmica ♂ (北・中央スラウェシ)
亜種ophthalmicaの分布:北・中央スラウェシ

低山地の種類で、樹林付近の草地や林縁の薄暗い下草などで緩やかに飛翔していることが多い。吸水にきている姿はほとんど見られない。
棲息地は局所的である。

パルマルバコジャノメは、地色が橙褐色で、表面には不明瞭ながら眼状紋があり、裏面には明瞭な眼状紋がある。♂は後翅前縁部に茶褐色の毛束がある。
トランシエンスマルバコジャノメに類似する。トランシエンスマルバコジャノメには、前翅表面第2室の眼状紋の中央に白点があるが、本種パルマルバコジャノメにはこの白点がない。