エティアスウラアカセキレイシジミ♂ (ボルネオ) Eooxylides etias etias
Handsome Imperial (Borneo)
種分布:ボルネオの特産種

記録:2018/9/25
場所:コタキナバル、ボルネオ、マレーシア (Kota Kinabalu, Borneo, Malaysia)

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エティアスウラアカセキレイシジミ♂ 表面 (ボルネオ)

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エティアスウラアカセキレイシジミ♂ 裏面 (ボルネオ)


♂♀異斑。♀は、♂の後翅表面に見る淡青色斑を欠く。

表示亜種 etias ♂ (ボルネオ)
亜種etiasの分布:ボルネオ

低地から標高1,000m前後の山地にかけての原生林内で見られる。林縁や林道で木の付近を飛翔したり、葉上に静止していたりする。渓流沿いではほとんど観察されていない。
ウラアカセキレイシジミと混生するが、数は本種の方がかなり少ない。

♂の翅表の地色は黒色で、前翅は無紋であるが第2、3室の基部に暗い性標がある。後翅は下半に淡青色部の斑紋が現れ肛角部には薄青色に白色味が加わる。白色の尾状突起は太くて長い。前翅裏面は全面茶褐色で無紋、後翅裏面の上半は茶褐色で下半は白色斑に黒条が加わる。
ウラアカセキレイシジミと類似する。ウラアカセキレイシジミの♂は、後翅表面の淡青色部が極めて減退する。また、♂前翅表面の性標は、ウラアカセキレイシジミでは目立つ淡色斑となる。♂♀共に、後翅裏面第1a室〜2室の内側にある黒条は、ウラアカセキレイシジミに比べて太く直線状になる。