翅表の地色は黒褐色で、前翅には大きな白斑が中室端に1個と、第1b室、第2室の外縁に各1個あり、さらに第3室から上方に小さめの白紋が各室の外縁に並ぶ。後翅表面の地色も黒褐色で、後翅中央に目立って大きな白斑がある。前翅裏面の斑紋構成は表面とほぼ同じで、後翅裏面も表面と似た斑紋であるが、第5室には基部から外縁付近まで長い白紋があり、ハンマーのような白紋になって独特の外観を見せている。

翅表、翅裏共に大きな白斑紋構成は他に類似する種類はなく、同定は容易である。

低地から低山地に棲息し、村落付近の樹林地や林縁近辺の草地などで葉に静止していたり、吸水していたりする。動物性ベイトにも誘引される。

自然林内ではあまり見られない。珍しい種類ではないが、まとまって見られる種類ではない。