チョウセンシロチョウ♂ (北タイ) Pontia edusa moorei
Bath White (Thailand)
種分布:ヨーロッパ、トルコ、コーカサス、ウクライナ、中東、カシミール、チベット、中国、韓国、北タイ
記録:2015/5/9
場所:ムアンガイ、タイ (Mueang Ngai, Thailand)
Bath White (Thailand)
種分布:ヨーロッパ、トルコ、コーカサス、ウクライナ、中東、カシミール、チベット、中国、韓国、北タイ
記録:2015/5/9
場所:ムアンガイ、タイ (Mueang Ngai, Thailand)
♂♀類似斑。♀は翅表の黒色斑の出現が強くなる。
表示亜種 moorei ♂ (北タイ)
亜種mooreiの分布:ヨーロッパ、トルコ、コーカサス、ウクライナ、中東、カシミール、チベット、中国、韓国、北タイ→♀
旧北区に分布する本種が北タイに分布するのは、ある種驚きである。最初に本種を見たのはムアンガイの村落内の畑で、収穫後作物を植えていない畑のあぜ道を飛んでいた。タイワンモンシロチョウかと思って気にしていなかったが、後翅の黄緑色の斑紋を見たとき、こんな種類がタイにいるのかと思って夢中で追いかけて写真を撮った。宿に戻ってチョウセンシロチョウと確認し、ネットをもって採集しに行った。まだ同じ場所に複数飛んでいた。採集して確認した。本種がタイに分布することを認識していなかったときなので、こんな場所にこんな種類がいるという新鮮な感動があった。
タイで見かけたのは1か所で、畑の周辺だけであった。同じ場所でも樹林地では見かけなかった。畑ではアブラナ科の草本の付近を飛翔したり、吸蜜したりする。棲息地は局所的であるが、個体数は少なくない。
翅表の地色は白色で、斑紋はモンシロチョウ型。♂の前翅中室端に大きな黒斑と、翅頂部の周りに黒斑が配列する。後翅表面では外縁の翅脈に沿って黒条が現れる。
♂の翅裏の地色は白色であるが、前翅には翅表と類似の黒斑に加え翅頂部は一部が黄緑色の斑紋に換わる。後翅裏面は黄緑色の斑紋が広く散在する。
対象の範囲には類似する斑紋の種類はいないので、同定は容易である。
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