キアナウラフチベニシジミ♂ (ボルネオ) Heliophorus kiana kiana
Kadazan Lass (Borneo)
種分布:ボルネオ特産種
記録:2017/2/25
場所:クンダサン、ボルネオ、マレーシア (Kundasang, Borneo, Malaysia)
翅裏は他のウラフチベニシジミ類と同様に、黄橙色の地色をもち、前翅は外縁に淡橙色の目立たない縁取りを現わす。後翅は外縁の前縁側に淡橙色の縁取りがあり、その下に灰白色と黒色の斑紋が複合した縁取りが続く。
Kadazan Lass (Borneo)
種分布:ボルネオ特産種
記録:2017/2/25
場所:クンダサン、ボルネオ、マレーシア (Kundasang, Borneo, Malaysia)
♂♀類似斑。♀の後翅表面後縁の斑紋は♂より白色味が強い。
表示亜種 kiana ♂ (ボルネオ)
亜種kianaの分布:ボルネオ
キナバル山の1,600m付近の高地に棲息する固有種。樹林地内を流れる渓流付近の林縁や草地で見られ、葉の上に静止していたり吸蜜していたりする。観察例は少ないが、吸水にくる姿も見られる。動物性ベイトにも誘引される。飛び立つと黒っぽく見え、見失いやすいが一定の範囲に留まっていることが多い。
棲息地は、日が昇ると気温が上がり、葉の上で翅を広げている姿が見られる。雲って日射しがなくなると姿を消す。
局所的であるが、棲息地では個体数は少なくない。
♂の翅表の地色は黒色で、前翅は無紋。後翅は、下半分程に青い水色部が占め、その下に長い尾状突起がある。翅裏は他のウラフチベニシジミ類と同様に、黄橙色の地色をもち、前翅は外縁に淡橙色の目立たない縁取りを現わす。後翅は外縁の前縁側に淡橙色の縁取りがあり、その下に灰白色と黒色の斑紋が複合した縁取りが続く。
対象範囲で混同する斑紋をもつ種類はいない。
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