シャマキマダラルリツバメ♂ (ラオス) Spindasis syama peguanus
Club Silverline (Laos)
種分布:南西・南中国、ミャンマー、タイ、インドシナ、マレー半島、スンダ列島、フィリピン
記録:2015/2/24
場所:バンビエン、ラオス (Vang Vieng, Laos)
他亜種2 terana 分布:タイ半島部、マレー半島→♀、スマトラ
Club Silverline (Laos)
種分布:南西・南中国、ミャンマー、タイ、インドシナ、マレー半島、スンダ列島、フィリピン
記録:2015/2/24
場所:バンビエン、ラオス (Vang Vieng, Laos)
ミツボシフタオツバメともよばれる。♂♀異斑。♀の翅表には濃紺色が現われず、黒色のみ。
表示亜種 peguanus ♂ (ラオス)
低地から1,000m程度の中山地に生息する。蟻に依存するため蟻が生息するような場所、すなわち村落周辺の開墾地と樹林地が混在する場所や、樹林地の開けた場所等で見られる。渓流沿いでは殆ど見られないが、林縁の開けた所の岩地に溜まった水に吸水に来たり、動物性ベイトに誘引されたりする。また草本の花で吸蜜する個体も多い。
♂の翅表の地色は黒色で、♂では前翅の中央から下部に、後翅では前縁を除き殆ど全面に濃紺色が広がる。♀では濃紺色部を欠く。後翅表面の肛角には鮮やかな橙色斑があり、下端に黒点が配置する。尾状突起は各2本ある。
♂の翅裏の地色は一般に淡黄色を帯びた白色であるが、変異が大きい。特に乾季に出現する個体は、褐色味を帯びる。図示した個体は乾季の個体であるが、褐色味が強い。翅裏の斑紋形状はキマダラルリツバメ型で、金色味を帯びた線を含む黒線条が複数配置する。黒線条は近似種との区別に良い指標となる。
♂の翅裏の地色は一般に淡黄色を帯びた白色であるが、変異が大きい。特に乾季に出現する個体は、褐色味を帯びる。図示した個体は乾季の個体であるが、褐色味が強い。翅裏の斑紋形状はキマダラルリツバメ型で、金色味を帯びた線を含む黒線条が複数配置する。黒線条は近似種との区別に良い指標となる。
ロヒタキマダラルリツバメと類似する。後翅裏面の基部側の線条は、シャマキマダラルリツバメでは一般に3つに分かれるが、ロヒタキマダラルリツバメでは1本の線になる。前翅裏面の基部に、ロヒタキマダラルリツバメでは外縁と直交する短い線条があり、基部の外縁に沿う短線条と合わせて矢尻状の形状をなす。シャマキマダラルリツバメでは外縁と直交する短い線条がない。また前翅裏面上部のV字状の2本の線条は、ロヒタキマダラルリツバメでは先端が閉じてV字に見えるものが多い。
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