オオモンキアゲハ♂ (マレー半島) Papilio iswara iswara
Great Helen (Malay Peninsula)
種分布:南ミャンマー、タイ半島部、マレー半島、ボルネオ北・西部、スマトラ
記録:2015/1/20
場所:キャメロンハイランド、マレー半島、マレーシア (Cameron Highlands, Malay Peninsula, Malaysia)
Great Helen (Malay Peninsula)
種分布:南ミャンマー、タイ半島部、マレー半島、ボルネオ北・西部、スマトラ
記録:2015/1/20
場所:キャメロンハイランド、マレー半島、マレーシア (Cameron Highlands, Malay Peninsula, Malaysia)
大型種。翅表の地色は黒色で、前翅は無紋。後翅表面は第4~7室に大きな白紋がある。肛角部に不鮮明な赤色の弦月紋がある。
翅裏の地色は淡黒色であり、前翅は亜外縁の各室に白線条が並ぶ。白線条は前縁に近づき長くなり、全体として縦に白色帯があるように見える。後翅裏面には表面と同様第4~7室に大きな白紋がある。加えて肛角部第1b室と第2室に鮮やかな弦月状赤紋があり、その上部、第2~4室に青白紋がある。
♂は前翅表面の第1b室〜第4室にかけてビロード状の性標がある。
翅裏の地色は淡黒色であり、前翅は亜外縁の各室に白線条が並ぶ。白線条は前縁に近づき長くなり、全体として縦に白色帯があるように見える。後翅裏面には表面と同様第4~7室に大きな白紋がある。加えて肛角部第1b室と第2室に鮮やかな弦月状赤紋があり、その上部、第2~4室に青白紋がある。
♂は前翅表面の第1b室〜第4室にかけてビロード状の性標がある。
モンキアゲハ(P. helenus)、イスワロイデスモンキアゲハ(P. iswaroides)と類似する。本種オオモンキアゲハは、後翅裏面の第1b室弦月状赤紋に続いて第2室の亜外縁に青白紋があるが、類似の2種は同場所の斑紋は赤橙紋であるので区別できる。
平地から低山地、中山地に生息し、川沿いを飛翔したり吸水に来たりする。動物性ベイトに誘引される。
生息地は限定される。キャメロンハイランドの19マイルでは、アカエリトリバネアゲハが飛翔する渓流沿いに、本種オオモンキアゲハも現れる。他にモンキアゲハも見られるが、個体数はオオモンキアゲハの方がかなり少ない。
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