シロオビマネシヒカゲ♀ (ボルネオ) Elymnias dara dara
White-Banded Palmfly (Borneo)
種分布:タイ、マレー半島、大スンダ列島
記録:2020/3/6
場所:ラナウ、ボルネオ、マレーシア (Ranau, Borneo, Malaysia)
White-Banded Palmfly (Borneo)
種分布:タイ、マレー半島、大スンダ列島
記録:2020/3/6
場所:ラナウ、ボルネオ、マレーシア (Ranau, Borneo, Malaysia)
翅表の地色は暗紺黒色から黒褐色で、前翅には太い白斜帯がある。後翅表面には中央部に太い白帯が半円状に現われ、第2~4室に地色と同色の斑紋がある。
翅裏の斑紋は翅表と同様であるが地色は明るくなり、前翅の白帯には褐色の細線が密に入り外縁側にも広がる。後翅裏面の白帯も褐色の細線が密に入り外縁側にも広がると共に、内部の斑紋は第5、6室にも表れる。また、前縁下部に白点を含む黒斑が配置し、白点が目立つ。この白点を含む黒斑は個体変異が大きく、殆ど消滅する個体もある。
翅裏の斑紋は翅表と同様であるが地色は明るくなり、前翅の白帯には褐色の細線が密に入り外縁側にも広がる。後翅裏面の白帯も褐色の細線が密に入り外縁側にも広がると共に、内部の斑紋は第5、6室にも表れる。また、前縁下部に白点を含む黒斑が配置し、白点が目立つ。この白点を含む黒斑は個体変異が大きく、殆ど消滅する個体もある。
なお、♂は、後翅表面前縁に性斑と毛束がある。
低地から中山地に棲息し、主に樹林地で見られる。林縁や林道内を飛翔したり葉に静止したりする。渓流沿いでは殆ど見られず、吸水性も観察していない。
飛翔は緩やかで、ルリマダラ類に擬態している。飛翔時は黒っぽく見えるが白帯が目立ち、シロモンルリマダラ (Euploea radamanthus)を想起させる。
飛翔は緩やかで、ルリマダラ類に擬態している。飛翔時は黒っぽく見えるが白帯が目立ち、シロモンルリマダラ (Euploea radamanthus)を想起させる。
棲息地は局所的で、個体数は少ない。偶然見かけることが多いが、ルリマダラ類にしては様子が違うので毎回驚くことになる。
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