フォルメドンキララシジミ♂ (ボルネオ) Poritia phormedon phormedon
Kinabalu Gem (Borneo)
種分布:ボルネオの特産種
記録:2019/7/14
場所:クンダサン、ボルネオ、マレーシア (Kundasang, Borneo, Malaysia)
Kinabalu Gem (Borneo)
種分布:ボルネオの特産種
記録:2019/7/14
場所:クンダサン、ボルネオ、マレーシア (Kundasang, Borneo, Malaysia)
♂♀異斑。♀の翅表は、淡黒褐色の地色に淡水色の斑紋を現わす。
♂の翅表の斑紋は、黒い地色に青斑紋が散在するキララシジミ型で、青斑紋はエメラルドグリーンで黒色との対比が鮮やかである。
翅裏の地色は灰褐色で、灰白色の線条斑が縦にはしる複雑な斑紋をみせる。前翅裏面外縁の第1b室に橙線を伴う黒斑が現れる。後翅裏面外縁の第1b室には橙線を明瞭に伴う黒斑が現れると共に、第2、3室に小黒斑が配列する。
表示亜種 phormedon ♂ (ボルネオ)
亜種phormedonの分布:ボルネオ
中山地から1,600m程度の高地に棲息し、樹林地で見られる。林縁で木の葉に静止していたり飛翔していたりする。
採集時間は11:00頃であるが、データが1例しかないので、エリキノイデスキララシジミ(P. erycinoides)のように特定の時間に現われる主時間帯があるのか不明である。目立たない種類で、林縁の葉にひっそりと静止している個体を偶然見つけたもので、個体数は少ないものと思われる。
翅裏の地色は灰褐色で、灰白色の線条斑が縦にはしる複雑な斑紋をみせる。前翅裏面外縁の第1b室に橙線を伴う黒斑が現れる。後翅裏面外縁の第1b室には橙線を明瞭に伴う黒斑が現れると共に、第2、3室に小黒斑が配列する。
♂の翅表の斑紋は、フィロタキララシジミ (P. philota) に類似するが、本種の色調は鮮やかなエメラルドグリーンで、裏面はフィロタキララシジミよりも淡い灰褐色となることから区別は容易である。
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