ウスムラサキシロチョウ♂ (台湾) Cepora nadina eunama
Lesser Gull (Taiwan)
記録:2018/6/8
場所:埔里、台湾 (Puli, Taiwan)
Lesser Gull (Taiwan)
種分布:南インド、シッキム、ブータン、南中国、台湾、ミャンマー、タイ、インドシナ、マレー半島、スマトラ
記録:2018/6/8
場所:埔里、台湾 (Puli, Taiwan)
♂♀異斑。♀の翅表は黒色部が広くなる。
♂の翅表の地色は白色で、前翅翅頂部から外縁に黒色の縁取りがある。後翅表面の外縁から肛角部にかけて黒色の縁取りがある。図示した台湾の亜種では、前翅翅頂部から外縁に黒褐色の縁取りがあるが、その内側の翅脈は褐色になり、翅脈間は薄い灰色になる。
表示亜種eunama ♂ (台湾)
亜種eunamaの分布:台湾→♀
他亜種 annamensis 分布:マレー半島→♂低山地から1,200m程度の中山地に生息し、主に森林環境で見られる。樹林地の渓流沿いを飛翔したり、吸水に集まったりする。動物性ベイトに誘引される。♂は他のシロチョウ類と湿地で集団吸水する姿が見られる。♂の飛翔中は白っぽく見え、個体数は少なくない。
台湾の低山地を流れる渓流沿いでは、最も多いシロチョウの1種で、渓流沿いに活発に飛翔する姿が見られる。
前翅裏面は中室から下部が白色であり、その上部は灰褐色を呈す。翅頂部付近に淡黄灰色の斑紋列がある。後翅裏面の地色は薄紫色を帯びる灰褐色であり、亜外縁に白色~灰色の不鮮明な斑紋が配列する。また、基部側は淡黄色斑が広がり、中室に淡黄色~白色斑が現われる。
コメント