キチョウ♂ (ラオス) Eurema hecabe hecabe
Common Grass Yellow (Laos)
種分布:アフリカ、インド、南中国、台湾、琉球諸島、タイ、インドシナ、大スンダ列島、小スンダ列島、スラウェシ、フィリッピン、ニューギニア、北・東オーストラリア
記録:2019/5/23
場所:バン・ター、ラオス (Ban Tah, Laos)
Common Grass Yellow (Laos)
種分布:アフリカ、インド、南中国、台湾、琉球諸島、タイ、インドシナ、大スンダ列島、小スンダ列島、スラウェシ、フィリッピン、ニューギニア、北・東オーストラリア
記録:2019/5/23
場所:バン・ター、ラオス (Ban Tah, Laos)
♂♀類似斑。♀の地色は淡黄色〜黄白色になる。ミナミキチョウともよばれ日本の琉球諸島にも分布する。東南アジアの個体と日本産は同一亜種とされる。
表示亜種 hecabe ♂ (ラオス)
亜種hecabeの分布:北インド、ミャンマー、南中国、台湾、琉球諸島、タイ、ラオス、ベトナム、マレー半島、ボルネオ、スマトラ、ジャワ、バリ、フィリッピン
低地から1,200m程度の中山地に棲息し、樹林地の林縁や近傍の草地で見られる。山道の留水等で吸水に集まることもある。また、動物性ベイトに誘引される。
飛翔は緩やかで♂は濃黄色が目立つ。他のキチョウ類と混棲する。互いによく似ているので現地で区別するのは難しい。今のところ、採集後に比較して同定している。個体数は少なくないと思うが採集数は多くない。
翅表の地色は、♂では濃黄色、♀は淡黄色〜黄白色。後翅は第3室外縁部でやや角ばる。翅表の外縁黒帯の変化は大きく、台湾では冬型の外縁黒帯は発達が弱く、後翅では黒帯を欠く。夏型では黒帯の発達は強く、後翅にも強く現れる。黒帯が強く現れる場合、他の亜種も含め、♂♀共に前翅外縁黒帯は第4脈でほぼ直角をなす。
翅裏の地色も♂では濃黄色で、外縁黒帯は現れない。前翅裏面の中室内斑点は、最も発達した場合で2個。縁毛は前後翅共に黄色。図示したように、表面の黒縁との対比で縁毛の黄色は目立ち、他種との区別に役立つ。
コメント