ヒメコモンアサギマダラ♂ (ランカウイ) Parantica aglea melanoides
Glassy Tiger (Langkawi)
種分布:インド、アッサム、南中国、台湾、ミャンマー、タイ、インドシナ、マレー半島
記録:2016/1/17
場所:ランカウイ、マレーシア (Langkawi, Malaysia)
Glassy Tiger (Langkawi)
種分布:インド、アッサム、南中国、台湾、ミャンマー、タイ、インドシナ、マレー半島
記録:2016/1/17
場所:ランカウイ、マレーシア (Langkawi, Malaysia)
♂♀類似斑。♂は後翅第2~3室に黒色の性斑がある。
翅表の地色は黒褐色で、前翅外縁には淡灰白色の小斑紋が、外中央にはより大きい淡灰白色の斑紋が並ぶ。さらに、基部から外側に線条斑が放射状に配置し、その外側の中央部に大小の淡灰白色矩形斑などが並ぶ。後翅表面の基部から中央部にかけて、黒色の翅脈で区切られた淡灰白色斑が広がる。その外側から外縁にかけて、淡灰白色の斑紋列が並ぶ。
表示亜種 melanoides ♂ (ランカウイ)
亜種maghabaの分布:アッサム、南中国、ミャンマー、タイ、ラオス、ベトナム、ランカウイ、マレー半島北部
他亜種 maghaba 分布:台湾→♂
低地から低山地に多い種類であるが、1,100m程度の中山地にも生息する。村落近辺の2次林や山地の樹林地などで林縁を飛翔していたり、草地で吸蜜にきたりする。山道の留水で吸水することがあるが、動物性ベイトに誘引される個体は観察していない。
緩やかに飛翔し、シロチョウ類等の擬態のモデルになっている。飛翔中は灰色っぽく見え、警戒色には見えない。生息範囲は広く、個体数は多い。
翅裏の斑紋は翅表と殆ど同じであるが、地色はやや灰色味を帯びる。
リュウキュウアサギマダラ(Ideopsis similis)に類似するが、本種ヒメコモンアサギマダラはより小型。また本種の前翅中室の淡灰白色条は末端近くで横切る黒帯がないが、リュウキュウアサギマダラの淡青白条は、中室末端で四角形状の紋が分離する。また、ヒメコモンアサギマダラの前翅中室外側に横長の細条があるが、リュウキュウアサギマダラでは2つの斑紋となる。
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